“むせ”や“食べこぼし”、
放置していませんか?

“むせ”や“食べこぼし”、放置していませんか?

お口の機能検査について。

健康寿命を延ばすために。
国が推奨する「機能検査」を実施しています。

Oral Function Examination

保険適用で検査が可能です

虫歯だけじゃない。
今、国が歯科医院に求めていること

歯医者さんといえば、「虫歯や歯周病を治す場所」というイメージがあるかもしれません。
しかし近年、国(厚生労働省)の方針により、歯科医院の役割は大きく変わってきています。

それは、歯を治すだけでなく、「噛む」「飲み込む」「話す」といった【お口の機能全体】の衰えを早期に発見し、治療することです。
現在、お口の機能を測る専門的な検査には健康保険が適用されるようになっています。

なぜ、国を挙げてお口の機能対策(口腔機能低下症の治療)を進めているのでしょうか?

国が「お口の機能検査」を強く推奨する
3つの理由

国が「口腔機能低下症」の早期発見を急ぐ背景には、私たちの将来の健康と命に関わる深刻な理由があります。

① 「寝たきり(要介護)」の入り口を防ぐ
国が最も危惧しているのが、「オーラルフレイル(お口の虚弱)」です。
噛む力や飲み込む力が落ちると、柔らかい炭水化物ばかりを食べるようになり、筋肉をつくるタンパク質などの栄養が不足します。すると全身の筋力が低下し、転倒しやすくなり、結果的に「寝たきり」や「要介護状態」に繋がってしまいます。
国は、この負の連鎖を最初の「お口の衰え」の段階で食い止め、国民の健康寿命を延ばすことを最大の目標としています。


② 日本人の死因上位「誤嚥性(ごえんせい)肺炎」から命を守るため
お口の筋肉が衰えると、食べ物や唾液が誤って気管に入りやすくなります。これが原因で起こる「誤嚥性肺炎」は、現在ご高齢の方の命を脅かす大きな原因となっています。
国は、お口の機能を維持・回復させることで、この防げるはずの肺炎から国民の命を守ろうとしています。


③ 筋肉は「何歳からでも回復できる」
虫歯で削った歯は元に戻りませんが、お口周りや舌の「筋肉」は、適切なトレーニングを行えば何歳からでも回復させることができます。だからこそ、国は「年齢のせい」と諦めず、歯科医院での検査とリハビリを推奨しているのです。

当てはまったら要注意!
「口腔機能低下症」チェック

国のデータでも、多くの方が初期の「お口の衰え」に気づいていないことが分かっています。
ご自身や、ご家族の様子を思い浮かべてチェックしてみてください。

✅ お茶や汁物でむせることが増えた
✅ お肉など、硬いものが噛みきれなくなった
✅ 食べこぼしをするようになった
✅ 滑舌が悪くなった
 (特に「パ・タ・カ」の音が言いづらい)
✅ 口の中が乾燥してパサパサする
✅ 薬が喉に引っかかり、飲みにくくなった

3つ以上当てはまる場合は、「口腔機能低下症」の疑いがあります。全身の健康に影響が出る前に、当院での検査をおすすめします。

痛くない・数値でわかる
「お口の機能検査とトレーニング」

「お口の機能検査」と聞くと、何をされるか不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、当院で行う検査には、歯を削るような痛みを伴う処置は一切ありません。
現在の「噛む力」や「飲み込む力」がどのくらい保たれているかを、専用の機器を使って客観的な数値で優しく測定します。

どんなことをするの?
7つの項目で調べる「お口の検査」

口腔機能低下症の診断には、国が定めた7つのチェック項目があります。
当院では以下のような検査を行い、お口のどこが弱っているのかを正確に把握します。

噛む力の検査(咀嚼機能・咬合力)

「しっかり噛み砕けているか」を調べます。
検査用の特殊なグミ(ゼリー)を20秒間噛んでいただいたり、色のつく専用のシートをグッと噛み締めていただいたりして、食べ物をすりつぶす力が年齢相応にあるかを測定します。

舌の力と動きの検査(舌圧・舌口唇運動機能)

「滑舌」や「食べ物を奥に送る力」を調べます。
小さな風船のような柔らかいセンサーを舌で上あごに押し付け、舌の筋肉(圧力)を数値化します。また、「パ・タ・カ」という発音をマイクに向かって連続で行っていただき、舌や唇がどれくらいスムーズに動いているかを専用機器で測定します。

飲み込む力の検査(嚥下機能)

「むせ」や「誤嚥(ごえん)」のリスクを調べます。
問診での確認や、実際にお水をごくりと飲み込んでいただき、喉の筋肉が正しく動いて気管に入らないように機能しているかをチェックします。

お口の潤い・清潔さの検査(口腔乾燥・口腔衛生状態)

「パサつき」や「細菌の繁殖」を調べます。
お口の中の水分量を測る専用の機械を使って、唾液がしっかり出ているか(ドライマウスになっていないか)を調べます。また、舌の上の汚れ(舌苔)などを確認し、お口の清潔が保たれているかをチェックします。

ご自宅で無理なくできる
「お口のトレーニング指導」

Training

検査の結果、3つ以上の項目で基準を下回り「口腔機能低下症」と診断された場合は、弱っている機能(筋肉)を回復させるためのトレーニング計画を立てます。

当院では、歯科医院の中だけでなく、ご自宅でテレビを見ながら、お風呂に入りながらできる「簡単なお口の体操」を中心に指導しています。

  • パタカラ体操(発音のトレーニング)
    「パ」「タ」「カ」「ラ」と発音することで、唇や舌の筋肉を鍛え、食べこぼしやむせを防ぎます。
  • 唾液腺マッサージ(お口の潤いケア)
    耳の下やあごの下にある「唾液腺」を優しく指でマッサージし、唾液の分泌を促します。お口の乾燥を防ぎ、食べ物をまとまりやすくします。
  • 舌のストレッチ(飲み込む力のトレーニング)舌を思い切り前に出したり、左右に動かしたりして、舌の筋肉(舌圧)を鍛えます。誤嚥性肺炎の予防に非常に効果的です。

「数値が良くなる」
だから長く続けられます

トレーニングをしばらく続けていただいた後、数ヶ月ごとに再度検査を行います。

「前回より舌の力(数値)が上がりましたよ!」「噛む力が回復してきましたね」と、頑張った成果が目に見える数値として表れるため、多くの患者様がモチベーションを保ちながら楽しくトレーニングを続けられています。

「最近、食事が少し食べにくくなった」と感じたら、ぜひお早めに当院の検査をご活用ください。

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早期治療が健康寿命を延ばすことに繋がります。

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